栄養価が高いシソは、夏を乗り切る強力な助っ人になってくれます。濃縮タイプのジュースにしておけば、水で割るだけで、いつでも簡単に爽やかな健康ドリンクを楽しめます。今回は、赤ジソを使った、鮮やかなルビー色の、見た目にもお洒落なシソジュースの効果効能とシソジュースの簡単な作り方をご紹介します。
シソはとっても栄養豊富
シソには、体内で必要な分だけビタミンAに変わって皮膚や粘膜を丈夫にし、免疫力を強化するといわれているβ-カロテンをはじめとして、ビタミンB1、B2、C、E、鉄分、カルシウム、カリウム、亜鉛など、様々な栄養素が含まれています。
なかでもβ-カロテンとカルシウムにいたっては、数ある野菜の中でも上位に入るほどの含有量だとか。特有の香りは、ペリルアルデヒドという成分によるもので、食欲増進や健胃作用があり、また、ポリフェノールの一種であるロズマリン酸には、花粉症などのアレルギー症状を和らげたり、糖の消化を妨げる作用もあるそうです。
さらに赤ジソには、ポリフェノールの一種アントシアニンも含まれています。
赤ジソジュース作りで用意するもの
赤ジソの葉を正味200g、水1リットル、砂糖200~300g、お酢150~200cc、そしてアク抜き用に塩を大さじ1弱ほど用意します。材料や分量は目安です。葉の量が多少違っても大丈夫ですし、砂糖は、グラニュー糖や三温糖、上白糖など、お好きなものを選んでください。
お酢も、個人的にはリンゴ酢がフルーティーでお勧めですが、米酢やワインビネガーなど、何でも構いません。赤ジソが手に入らなければ、青ジソでもOKです。その場合、もちろんルビー色にはなりませんが、爽やかな風味は負けていません。むしろそちらの方を好む人もいるぐらいなので、好みで選ぶのもアリです。
保存用の容器には、ペットボトルをよく洗って乾かしたものでも構いませんが、耐熱製のもので、あらかじめ煮沸消毒して乾かしておいたものを使えば、より日持ちがよくなります。
作り方
まずは赤ジソを洗います。枝つきのものを買ってきた場合は枝ごと、水を溜めたバケツや大きめの洗い桶などに入れて、葉の裏についた土なども丁寧に洗い落します。洗い終わったら、しっかりと水を切り、葉の部分だけを摘み取ります。
葉に塩をまぶしてよく揉み、アク抜きをします。あっという間に量が減り、次第に細かい泡とともに紫色の汁が出てきます。よく絞ったら、水で洗い、もう一度絞ります。ここまでで出てきた汁は、捨ててしまいましょう。
鍋で1リットル分のお湯を沸かしたら、赤ジソを軽くほぐしながら投入します。中火で5分~10分ほど煮出したら、ザルで漉します。この汁は捨てないでくださいね。このとき、菜箸や木べらなどで押さえ、エキスを搾り出すようにします。
よりきれいな仕上がりにしたければ、ここでもう一度布巾などで漉しておきます。
漉した煮汁を鍋に戻し入れたら、砂糖を加えて中火にかけ、よくかき混ぜます。砂糖が溶けきったら火を止め、そのまま冷ましてから、お酢を加えて混ぜ、保存容器に移します。
保管場所は、冷蔵庫が無難です。
最後に
飲み方は自由自在です。水で割るだけでなく、炭酸水やハーブティーで割ったり、野菜ジュースに少し甘味を加える感じで混ぜてもいいですし、好きなお酒に混ぜてオリジナルのカクテルを作るのもおすすめです。原液を使って、かき氷やアイスクリームにかけても美味しいですよ。
搾りかすは、よく乾かしてフードプロセッサーなどで細かくすれば、ふりかけになります。そのまま和え物に加えて風味や色味づけをしたり、塩を足してご飯に混ぜたり、色々活躍してくれますよ。ぜひ、一度試してみてください。
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