朝晩と昼間の気温差が激しく、風邪やインフルエンザになりやすい季節になってきました。気温に合わない厚着や薄着をした上に、思わぬところで冷房や暖房が効いていることなどあり、体温調節にひと苦労します。頭痛、めまいに悩まされたり冷えを感じたり、イライラするなど、何となく体調不良で悩む人もいるのではないでしょうか。何となく体調不良の状態は自律神経のバランスの乱れから生じるものも多いのです。何となく体調不良が本格的な風邪やインフルエンザになる前に、快方に向かう簡単な方法はないのでしょうか。
よく噛むといいこと
よく噛むことです。普段のあわただしい生活の中で食事が疎かになっていませんか。仕事や家事や育児やするべきことを考えながら、何となく食事を口にしているのでしたら、今一度、食事の時間は目の前にある食材やお料理に注目してみましょう。そしてよく噛むようにします。
食材を回数かけて噛むという反復行動に自律神経のバランスを整える鍵があります。1回より2回、2回より10回、30回、50回と噛む回数を多くします。
自律神経のバランスが乱れて何となく体調不良の人は、頭痛やめまい、イライラや動悸など身体の不調に意識がとどまり、体調不良であるために集中力が欠けて気が散ったりしがちです。食事のときはただ単純に噛むことだけに意識を向けます。すると何となく体調不調のあなたをそのときだけでも忘れることができますよ。
自律神経の乱れによって、他にも様々な症状があらわれ、場合によっては自律神経失調症と診断されることがあります。
女性は生理前などに起こりやすい症状でもありますが、
- 頭痛
- めまい
- イライラや動悸
- 慢性的な疲労
- だるさ
- ほてり
- 不眠
- 便秘
- 下痢
- 微熱
- 耳鳴り
- 手足のしびれ
- 口やのどの不快感
- 頻尿
- 残尿感
を日常的に引き起こしやすくなります。すると精神的にも不安になり、落ち込みやすくなったり、やる気が出なかったり、自信を無くしたり、感情の起伏が激しくなる…など、更年期障害やうつ病にも似た状況に陥りやすくなります。
男性はEDや射精不能になり、女性は生理不順や子供ができにくくなるなど、生理的にも良いことはありません。
もちろん
- 風邪
- インフルエンザ
- ノロウイルスなど感染症
にかかりやすくもなり、そうなるともはや「何となく」ではない「本格的な」体調不良です。日常的に噛むことを意識するだけでも、それを回避できる一つの手助けになります。
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よく噛むとプラスαの効果があります
幼い時によく噛んで食べましょうと言われたことがあります。よく噛むことで身体に何が起こっているのでしょうか。噛むことは口の周りの筋肉を動かす行為です。噛んでいると口の周りの筋肉を動かしています。
よく噛むと口のまわりの筋肉が動き、つば(唾液)が出てきます。このつばが出る状態は自律神経の副交感神経が優位な状態です。自律神経には交感神経と副交感神経がありますが、副交感神経が働くと身体はリラックスし気持ちが穏やかになります。何となく体調不良の状態が改善していきます。
とはいえ、噛むことを意識しようとしていても、忘れてしまうことも多いはずです。40回以上噛む!と意識したのは最初だけ。昼食では意識していても夕食には忘れてしまったり、数分で忘れたり・・・。その場合、無意識に沢山噛んでしまうようなものを口にすることも、一つのポイントです。日本人は食の欧米化とともに、硬いものを食べる機会が減ってしまいました。
と、言っても毎日ゴボウやレンコンばかり食べるわけにもいきませんよね。毎日、毎食続けられて、手間もかからないものでオススメなのは、玄米です。高度経済成長以前の日本では、白米だけのごはんは贅沢すぎてしまうので、少しでも食べ応えのある玄米や大麦、アワ、ヒエなどを混ぜて食べていたそうです。
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そうした工夫で、昔の人は意識的に沢山噛み、満腹感を得ようとしていたのですね。今ではほとんどのご家庭でご飯は毎食白米100%で、男性や食べ盛りの子供たちはグイグイ飲み込むくらい、白米をほとんど噛まずに食べてはいませんか。
この玄米、実はカロリーは白米とほぼ同じですが、プチプチ、モチモチと食感も楽しく、噛む回数が増える分満腹感も早く感じられるのでごはんの量を減らすこともでき、ダイエット効果も期待できます。しかも白米よりビタミン・ミネラル・食物繊維が多く含まれているスーパーフードなのです。
おかずがハンバーグや、焼き魚など硬くないものであっても、玄米と一緒に食べれば自然に噛む回数が増えることがわかると思います。ただ、面倒になって噛まずに飲んでしまうと胃腸に負担がかかり、便秘や下痢になる恐れがあるので、そこだけはお忘れなく。
今やスーパーでも白米と同じように炊飯器でカンタンに炊くことのできる玄米がおいています。是非一度試してみてはいかがでしょうか。
最後に
食事のときに少し噛むことを意識してみましょう。何となく体調不良で頭痛やめまい、動悸がするような状態では落ち着きもなく、よく噛むという単純な作業が案外難しくなっていることに気づくはずです。食事の時間はしっかり取っていますか。
食事の時間を削り、噛む回数を減らし、食事を丸のみしていないか改めてチェックしてみましょう。よく噛むことは食事の度に手軽に行うことができます。少しだけペースダウンしてみませんか。よく噛んで自律神経のバランスが整え、豊かな生活を実現していきましょう。
また、噛むことはダイエットにもつながるんですよ!
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