二日酔いに悩んでいる方はいませんか?食べ過ぎて胃もたれで悩んでいる方はいませんか?冷え性で悩んでいる方はいませんか?疲れきっている方はいませんか?そんな方にオススメなのが、梅醤番茶です。自宅で安く簡単に作れるお手軽ドリンクなのです。今回は、その作り方と効能を説明します。
「梅醤番茶(うめしょうばんちゃ)」の作り方
【材料】
- 番茶
- 梅干し(甘くない物)
- 醤油
- しょうがのおろし汁、または乾燥しょうが
(スーパーのスパイス棚で売っている粉末がオススメ)
【作り方】
- 梅干しをコップに入れ、醤油をひと垂らしして梅肉とよく練り混ぜる
- 熱い番茶を注ぐ
- しょうがを入れる(おろし汁なら数滴、粉末なら二振りほど)
これだけで完成です!
なぜ二日酔いに効くの?
タンニンとクエン酸のおかげです。緑茶、特に番茶にはタンニンが多く含まれています。タンニンは二日酔いの原因であるアセトアルデヒドを吸着して、体外にアセトアルデヒドを排出する効果があるのです。
また、クエン酸は肝臓の活性化に効果があります。クエン酸は細胞のエネルギーを生み出す回路(クエン酸回路)を活性化するのですが、二日酔いの時、肝臓の細胞はアルコール分解のために一時的にエネルギー不足になってしまっています。そんな時にクエン酸をとると、アルコール分解速度が高まるのです。
なぜ冷え性に効くの?
生姜とクエン酸のおかげです。しょうがに体を温めて作用があることは、皆さんご存知でしょう。しょうがだけでも血行を良くし、体をぽかぽかにしてくれます。そこにクエン酸が加わることで体中の細胞が活性化し、体をさらに温めてくれるのです。
なぜ胃もたれに効くの?
しょうがには、健胃作用もあるためです。しょうがは実は漢方薬として広く使われており、胃薬である平胃散にも含まれています。また、梅干しには唾液分泌作用がありますが、これが消化吸収を助けるという説もあります。
なぜ疲れに効くの?
クエン酸とタンニンのお陰です。クエン酸が細胞のエネルギー産生を助けるのは前に書いたとおりですが、タンニンには強い抗酸化作用があり、疲労回復にも効果があるためです。また、前に書いたとおり、しょうがは体を温め血行を良くしてくれますが、これがクエン酸・タンニンと相乗効果をもたらして、さらに疲労を回復してくれます。
最後に・気をつけるべきこと
このように、梅醤番茶にはいろいろな効果があります。体調不良でお悩みの方は、ぜひお試しください。ただし、飲み過ぎには要注意です。梅干しと醤油を使っているため、塩分過多になりやすいのです。特に血圧が高い方は要注意です。1日1~2杯にとどめるべきでしょう。
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