少し前、話題になっていたのが、ヘアカラーを使った方に、ひどいアレルギーが出る人がいるから「注意するように」という注意勧告。かゆみが出て、かぶれているにも関わらず、大したことはないと思っている人もいるようですが、アレルギー症状が出たときは、使用は中止した方がいいですね。ヘアカラーだけでなく、シャンプーなどでも同様です。私自身が全身にじんま疹が出たときの対策をご紹介してみたいと思います。
軽く見てはいけないヘアカラーの「かぶれ」
「私は今までアレルギーが出たことはないから、大丈夫」と思っている方がいるようですが、アレルギーは、今まで大丈夫だった人でも、突然、出て来ることがあり、一生、出ないというものではありません。日本ヘアカラー工業会では、かぶれが出たヘアカラーを使い続けると、症状がひどくなって、突然、重いアレルギー症状である全身じんま疹、呼吸困難、血圧低下が起きることがあるそうで、大変、危険な行為のようです。日本ヘアカラー工業会のヘアカラーによるアレルギーについてのQ&Aは、こちらを参照してください。
日本ヘアカラー工業会
ヘアカラーのかぶれ・アレルギー・誤飲誤食 | 日本ヘアカラー工業会
【もっと詳しく】”刺激性接触皮膚炎”とは、刺激物質が皮膚に接触したときに、皮膚の細胞(表皮細胞など)が刺激を受けることで生じる皮膚炎のことです。起きる皮膚炎の程度は刺激の強さに依存し、体質に関わらず誰にでも起こる可能性があります。特に、もともと皮膚が敏感な方や、皮膚バリアに障害がある方に起こりやすい皮膚炎です。ヘアカラーでは、主には過酸化水素やアルカリ剤などが刺激の原因物質となりますが、他の…
アレルギーが出るのは、ヘアカラーだけではありません。いつもと同じシャンプーを使っているのに、かゆみが出るとか、湿疹が出るなどのかぶれの症状が出て来たら、すぐに使用はやめましょう。
全身じんま疹が出て困り果てたときに…
私の場合は、ヘアカラーは使っていなかったのですが、重いアレルギー症状である全身じんま疹が出てしまい、本当に驚いたことがありました。それまで、特にひどいアレルギーが出たことはなかったのですが、突然、顔から手足から全身にじんま疹が出て、真っ赤。人前に出ることもできないひどさでした。
あわてて、皮膚科に行って調べてもらいましたが、原因は不明。薬を飲み薬と塗り薬をもらったのですが、全くよくなる気配はなく、さらにひどくなるばかり。何週間か通いましたが、あまりにもよくならないので、先生も首を傾げ、私は会う人に驚かれてしまい、赤い湿疹だから、感染性の病気のようにも見えてしまうので、困り果ててしまいました。
そのとき、私が少し思いついたのが、食べ物などではない何かのアレルギー症状だとすれば、ともかく、身体に触れるものすべてを見直してみようと思ったのです。(※注 皮膚科での検査では食べ物のアレルギー反応は出ていませんでした)
徹底的に無添加、自然素材にして対策を!
そこで、私がとった対策は、まず、シャンプー、リンスを変えること。実はそのとき、使っていたシャンプーを使うと、かゆみがあり、やたらと抜け毛がひどかったのです。石けんも原因になっているかもしれないと考えて、無添加のボディーシャンプーで体も髪も洗うようにして、洗濯洗剤も柔軟剤も無添加のものに変えました。
そして、着るものは、化繊は避け、綿素材のものに。特に肌着はすべて綿素材にして、上に着るものは化繊も残しましたが、できるだけ、綿素材に変えました。
外から受けるアレルギーを引き起こしそうなものは、このような対策でOKだと思いましたが、あとは、身体の中もデトックスをしようと思い、ノンカフェインのよもぎ茶を飲むことにしました。アレルギー症状にいいと聞いたことがあったからで、さらに、お風呂にはどくだみを入れました。どくだみもアレルギー症状にいいと聞きます。飲むとデトックス効果もあるらしいのですが、私の場合、どくだみは強すぎて、飲みにくかったので、飲むよりもお風呂に入れて使ってみることにしました。
最後に…無添加と自然素材で快適に
内と外のアレルギー対策をしたら、私のひどいアレルギー症状は瞬く間に治まり、それから、じんま疹は、ほとんど出なくなりました。つまり、アレルギー物質がありそうなものを除去することで、症状は治まったわけです。もちろん、この方法が、どなたにでも合うかどうかはわかりません。アレルギーの原因によっての違いもあるかとは思いますが、自然素材を身に付けたり、ノンカフェインの飲み物が体にやさしいのはたしか。綿素材ばかりだと、冬の静電気も少なく、快適です。
もしも、気になる症状のある方は、身体に合ったものを試してみてはいかがでしょうか。