お天気が崩れだすと頭痛の症状を起こす人がいます。台風などが近づいてくると、だるくて体も動かせなくなるほど重症になる人も。実は、雨の天気は体の不調と、意外な関係性があったのです!天気がもたらす頭痛の原因と、対策をご紹介します。
低気圧の日は全身にかかる負担が小さくなるが、神経痛を引き起こすリスクが高まる
天気予報などを見ていると、雨の予報の時には「低気圧が発達している」という表現をよく耳にします。
気圧とは、地球上にある大気が、地上に向かって押し付ける圧力のことで、私たちは常に、その重さを体で支えながら生活しています。その圧力が変化することで、体内にも様々な変化が起こるのです。
低気圧の日には、地上に掛かる気圧の力が小さくなり、全身に掛かる負担が小さくなります。すると、普段は収縮している体内の血管が広がり、血流がよくなります。
健康に良いのではと思いがちですが、急に血管が広がると、血管の周囲にある神経細胞を圧迫して摩擦を起こします。それが原因で、神経痛を引き起こすリスクが高まるのです。
特に脳の中は血管と神経が密集した場所なので、広がった血管に神経が刺激されて、それが頭痛へと繋がります。気圧の変動によって起こされる頭痛や体のだるさ・痛みは、血管の広がり方が大きい人ほど、重い症状が出るのです。
頭痛を起こす主たる原因は生活習慣や自律神経の乱れ
雨の日に頭痛が起こるという人は、実は日本の総人口の9割にもなるといわれています。症状の重さには個人差がありますが、ほとんどの人が雨の日の体調不良に悩まされているのです。
でも、中には症状が出ない、出ても軽いという人も、たくさんいます。
低気圧はあくまで、頭痛の症状を起こす「きっかけ」に過ぎません。気圧の変化で体に大きな変化が起こる原因は、私たちの生活習慣や自律神経の乱れが大きく起因しているのです。
私たちは日々の生活の中で強いストレスを受けたり、睡眠不足や偏った食生活を当たり前に送っています。その結果、体のバランスが崩れて様々な病気になります。低気圧が引き起こす頭痛も、その症状の一つに過ぎないのだということを、しっかりと自覚しましょう。
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良質な睡眠をとり、野菜中心の生活が予防につながる
気圧の影響を受けにくくするためには、普段から規則正しい生活を送って、血液の流れを良くしておくことが大切です。しっかりと睡眠をとり、野菜中心の食生活を心がけるなど、日頃から健康を意識していれば、気圧が下がったときの変化も少なくなります。
体質や遺伝などが要因となる頭痛も存在しますが、多くは自分の力で治せる症状です。少しずつ、自分の生活を見直してみるといいですね。
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おわりに
社会人の生活は忙しく、健康に気を遣う余裕がないのも現状です。そんな時代だからこそ、少しでもリラックスできる時間を作って、体を労わってあげてください。
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