日に日に暑さを増し、本格的な夏が近づいているのを感じますが、そんな夏にあらわれるのが「夏バテ」ではないでしょうか。「夏休みなのにテンションが上がらない」「だるくてやる気が起きない」などの症状がある場合、もしかすると夏バテかもしれません。夏バテチェックをして、あなたの夏バテの度合いを知ってみましょう。今回は、夏バテのチェック方法や、予防策、夏バテと夏ストレスの違いについてご紹介します。
夏バテチェックリスト
最近、疲れやすかったり怠かったりと感じる方は、夏バテチェックをして自分の夏バテの危険度を知ってみましょう。
- 夏はどうしても食事が面倒になるYES→1点 NO→0点
- 最近、同じような食事を繰り返し食べているYES→2点 NO→0点
- 食事はのどごしのいいものやあっさりしたものばかり食べているYES→3点 NO→0点
- 暑いので、つい火を使わない料理が増えているYES→1点 NO→0点
- 夏になってから、食欲がないYES→2点 NO→0点
- ジュースや炭酸水を1日1Lほど飲んでしまうYES→3点 NO→0点
- 食欲がないときは、スイカやアイスクリームで済ませることがあYES→3点 NO→0点
- 夏バテ防止のために、うなぎや焼き肉、トンカツなどをよく食べるYES→2点 NO→0点
- 日中は暑さで動きたくないため、家でダラダラと過ごしているYES→2点 NO→0点
- 汗をかかないように、水分はなるべく控えるようにしているYES→2点 NO→0点
- 暑さに弱いため、クーラーをがんがんきかせているYES→1点 NO→0点
- 寝苦しいためか、寝不足の日が続いているYES→2点 NO→0点
- 夜遅くまで読書やテレビ、ビデオ観賞をしているYES→2点 NO→0点
- 昼食は抜いて、涼しくなる夜にまとめて食事をとることが多いYES→3点 NO→0点
- 夏の夜は、仕事帰りについビアガーデンに寄ることが多いYES→2点 NO→0点
【出典:NHK出版「今日の健康」テキストより】
22~31点:完全に夏バテでしょう
自覚症状がでるほどの夏バテです。食事や生活習慣の見直しが必要でしょう。
8~21点:夏バテ予備軍
自覚症状がなくても疲労が蓄積し、夏バテに移行する可能性も。早めの対策が必要でしょう。
0~7点:夏バテの心配なし
今時点では夏バテの可能性はありません。今のコンディションを維持できるよう気を付けましょう。
夏バテの予防策
夏バテチェックはいかがでしたか?夏バテの予備軍やすでに夏バテになってはいないでしょうか。つぎに、夏バテになる前に、食事や生活習慣の見直しについて説明しましょう。
1:十分な睡眠とバランスのとれた食事
夏バテに関わらず、健康な身体づくりには睡眠と食生活が深く関わってきます。睡眠不足は、疲労回復ができず免疫力が低下し、夏バテにかかりやすいと言われています。また、夏バテによりビタミンやタンパク質が不足するため、バランスのとれた食事を心がけましょう。
2:エアコンの設定温度の見直し
外気温との温度差が激しい室内だと、自律神経が乱れ夏バテを引き起こしやすいと言われています。エアコンの温度は、できるだけ下げすぎないようにしましょう。
3:身体を少しずつ暑さに慣らす
夏の暑さに慣れるために、朝や夕方といった涼しい時間帯は外に出て、身体を暑さに慣らすようにしましょう。暑いと感じる場合は、熱中症の危険もあるため、無理せず部屋ではエアコンを使用しましょう。
夏バテと夏ストレスの違い
夏になると疲れやすいため夏バテと勘違いする方もいますが、実はその原因は夏ストレスかもしれません。それでは、夏ストレスとなる原因は何でしょう?
1:夏だからと無理をしてしまう
夏は気分が開放的になり、無理をしすぎてしまうことってありませんか?連日アウトドアやレジャーの予定を入れたり、オールナイトでお酒を飲んだりとストレス発散のはずが、やりすぎてしまうと悪いストレスとなってしまうのです。
また、夏は寝苦しさから寝不足となり、朝起きる時間が遅くなったり、夕方からの活動が増えて残業をしすぎたりすることも夏ストレスとなります。
2:人疲れによるストレス
夏休みは義理の両親のところに泊まりに行ったり、お盆には親戚が大勢集まったりする家庭もありますよね。久しぶりに会う義理の両親や親戚に、気遣いからストレスとなる可能性があります。
また、家族ぐるみで夏はバーベキューをしたり、子供の友達の家族とイベントに出かけたりと、楽しいようで少なからずストレスを感じることもあるでしょう。これらの人付き合いから、夏ストレスとなる可能性もあるのです。
夏を満喫したい気持ちはありますが、夏ストレスの対策として「ほどほどに楽しむ」というのが大切ではないでしょうか。骨休めすることを忘れずに、義理の両親との再会も子供だけ遊びに行かせたり、長時間の行動や連泊は避けたりするのがおすすめです。
最後に
いかがでしたか?夏バテの症状が疑われるときは、ぜひ夏バテチェックをして自分の危険度を認識し、予防対策を忘れないでくださいね。また、夏バテだと思ったら、夏ストレスだったというケースも少なくないようです。
夏は気分が開放的になり、無理をしすぎてしまうこともあるため、骨休みを忘れずに夏休みは家族で楽しい思い出を作りましょう。
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