テレビで出ている芸能人が乳がんになったというニュースを耳にするたびに、乳がんって他人事ではないんだということに気がつかされます。テレビの健康番組でしこりを見つけたという芸能人がいるぐらい、実は私が今、乳がんに罹っているのかもしれません。ただ、胸が痛くなるのは乳がんだけではないのです。
女性の胸が痛くなる病気について
現在は2人に1人がガンになる時代です。不治の病ではありませんが、それでも命を落したり臓器を失くす可能性がある病気です。それでも、胸が痛かったり、腫れが見つかっても病院へ行こうか悩みますよね。今回は女性が胸の痛みを感じた時に考えられる婦人科系の病気について、ご紹介いたします。
乳がん
原因は遺伝性や動物性脂肪の摂りすぎ、ストレスなどの説があります。症状は腫瑠の触知、皮膚の膨隆、乳房の凸凹や引きつれ、乳頭陥没、皮膚の発赤、浮腫、びらん、潰瘍形成、血清乳汁分泌、乳頭びらんなどです。
乳腺炎
乳頭から細菌が入って炎症をおこす細菌性乳腺炎と、授乳期に乳汁が乳管の中にうっ滞して乳腺に機械的な刺激を与えて発症する、うっ滞性乳腺炎の2つがあります。症状は両方とも、乳房が赤く腫れて痛みを伴います。
乳腺症
女性ホルモンのエストロゲンが原因で、乳腺が過剰に反応した場合に発症します。症状は痛みを伴うしこりで、大きさは小さいものから乳房全体を占めるものまでさまざまです。乳汁分泌がみられる場合もあります。
35~45歳によく発症し、閉経後は少なくなります。
妊娠
妊娠中は女性ホルモンのバランスが変化し、乳腺が発育して母乳を出す準備をする一方で、母乳が出てこないようにする働きもするため、このバランスの変化が胸の痛みの原因といわれています。なお、妊娠初期の胸の痛みは女性ホルモンの変化によるものと考えられます。
月経前症候群(PMS)
月経周期のホルモンバランスの変化に伴って、頭痛や下腹部痛、吐き気、イライラ、むくみなどの症状と伴に乳腺の浮腫が胸の痛みとなって現れます。
線維筋痛症
脳の誤作動により、痛みがないのに「痛い」という信号を発信する疾患です。症状は全身に広がりますが、特に強く痛みを感じるトリガーポイントが鎖骨の付近に多くあるため、胸の激しい痛みを感じます。膠原病やリウマチ、甲状腺の疾患と併発する他、ストレスや女性ホルモンの働きが原因といわれる女性に多い病気です。
心臓神経症
過度なストレスや疲労などにより、自律神経が誤作動をおこし、緊張が過度になると必要もないのに交感神経の活動が高まって動悸を感じたり、心臓の不調を訴えるようになります。心臓に異常がないことが判明後、心療内科でのカウンセリングで症状の改善を図ります。
おわりに
いかがでしたか?この他にも肋間神経痛や肋骨の骨折(咳でも折れます)、帯状疱疹なども原因として考えられます。どんな病気でも症状が軽いうちに病院へ行けば、治るのが早くなるので病院へ行きましょう。
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