自律神経は緊張している時やストレスを感じているときに働く交感神経と、リラックスや寝ているときに働く副交感神経から成り立っています。この自律神経が乱れると、体のさまざまな部分に影響を与えます。今回は首に着目をしました。
交感神経と副交感神経から成り立つ自律神経を整えるには
見知らぬ人と話すとき緊張で心臓の鼓動が速くなったり、家に帰って来てホッとすると急に安心して眠くなったりしますよね。心臓の鼓動をゆっくりしようと心がけても速くなり、家事や育児など働こうとしても眠くなり、意思の通り身体が動かずもどかしいことがあります。
このような感じで意思の通り働かないもの、それが自律神経です。自律神経は交感神経と副交感神経から成り立っています。
交感神経は血液を収縮させ、発汗を促します。副交感神経は血液を拡張させ、発汗を促しません。
交感神経と副交感神経のバランスを保つことが自律神経を整えることになります。緊張しないようにしようと意思を持っていても、心臓の鼓動が速くなり汗が出るのは、交感神経が働き、血管が収縮して発汗を促しているからです。
自律神経を整え、心身共に豊かで健やかな生活を送ることは誰もが希望することです。自律神経はどのようにして整えるとよいのでしょう。
首に着目してみよう
1.首の筋肉をほぐす姿勢
首の筋肉の緊張が続く姿勢は、自律神経を圧迫します。自律神経を圧迫すると体調不調の原因になります。首の筋肉は、自律神経の束が通っているところと言われています。首の筋肉を快適な状態に持っていけば、自律神経が整います。首の筋肉が柔軟になるようほぐしていきましょう。
首の筋肉をほぐす姿勢とは?
耳と肩の距離を空けてみるといいですよ。耳の穴と肩の外側が一本の棒でつなげることができるような位置です。頚椎(首)には7個の骨から成り立っています。骨と骨の間に空間を作るようなイメージです。すると首の骨は少し前にカーブしているのに気づきます。
生理的前弯と言って、首の骨は30度から40度前にカーブしているのが、負担なく自然な位置です。このカーブで重い頭を細い首で支えるために、首にかかる衝撃を柔らげています。首が下を向き過ぎていても、首が上を向き過ぎていても首の骨と骨の間の筋肉のつまりを感じることでしょう。
自分の姿勢の癖に気づくことが大切です。
2.コブラのポーズ
首と肩の距離を空けてみることのイメージがつかみにくい時は、ヨガのアーサナ(ポーズ)に取り組んでみましょう。コブラのポーズは、首の筋肉の緊張感を取り除き、自律神経のバランスを整えるアーサナです。
コブラのポーズの仕方は
うつぶせになって寝ます。足の甲は地面につけておきましょう。両手は肩、胸の横に置き、両手で地面を押して上体を起こします。上体を起こすアーサナ(ポーズ)です。腰を反りすぎると腰痛になります。肘を軽く緩め伸ばしていきます。
胸を天井方向に開きます。首は長く保ち、手のひらをマットについておきます。
3.たっぷり深呼吸で自律神経を整える
自律神経はコントロールできませんが、呼吸することは自律神経を整える助けになります。私たちは意思に関わらず呼吸をしています。意思に関わらず、自然に呼吸が続いているのは自律神経が働いているからです。
息を吸うときは交感神経が働き、吐くときは副交感神経が働きます。緊張状態になっている時は、呼吸は自然と浅くなっています。交感神経が働き、吸う息が優位です。そんな時は、たっぷり息を吐く時間を増やしてあげます。
副交感神経が働き、リラックスし自律神経のバランスが整います。深呼吸をしてみましょう。
最後に
寒い冬、気持ちよく寝るためには副交感神経を優位に働かせる必要性があります。きちんと湯船に入ることがポイントなんです。続けてお読みください。
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