生理痛や、生理前の頭痛・腹痛・イライラ(生理前症候群)、辛いですよね。なにか良い改善方法はないでしょうか。現在、改善法としては漢方薬が1つの選択肢とされています。戦前から使用されていた女性用漢方薬のひとつに「命の母」があります。与謝野晶子も使用していたらしく、「人多く いのち之母と呼ぶ薬 この世にあるがめでたかりけり」という歌が残されています。現在では、更年期症状に効く「命の母命の母A」、生理諸症状に効く「命の母 ホワイト」が販売されています。私の場合は生理痛、末端冷え性、肩こり、肩こりからくる頭痛(緊張性頭痛)に悩まされていたので、命の母ホワイトを試してみることにしました。
命の母ホワイトの効能・効果
瓶のラベルには、
- 月経痛
- 月経不順
- ヒステリー
- 腰痛
- 頭痛
- 貧血
- 冷え症
- 血の道症 注1)
- 肩こり
- めまい
- 動悸
- こしけ 注2)
注1) 「血の道症」とは、月経、妊娠、出産、産後、更年期など女性のホルモンの変動に伴ってあらわれる精神不安やいらだちなどの精神神経症状および身体症状のことである
注2) 「こしけ」とは、おりもののことである
とあります。
各生薬の量と説明(単位はすべてmg/日)
- トウキ末 300:補血、滋養強壮、鎮痛、鎮静作用があるとされています。
- センキュウ末 200:補血、強壮作用があるとされています。また、鎮痛作用も確認されています。
- シャクヤク末 300:収斂、鎮痙(内臓や筋肉の痙攣を抑える)、鎮痛作用があるとされています。
- ブクリョウ末 200:利尿、健胃作用があるとされています。
- ソウジュツ末 200:健胃、整腸、利尿作用があるとされています。
- タクシャ末 150:利尿、止渇(口の渇きを止める)作用があるとされています。
- ケイヒ末 200:発汗、解熱、鎮痛作用があるとされています。また、鎮静、鎮痙、末梢血管拡張作用が確認されています。
- ボタンピ末 200:鎮静、抗炎症、子宮運動抑制、利尿作用などが確認されています。
- ダイオウ末 200:抗炎症、鎮静作用などが確認されています。
- トウニン末 100:抗炎症、鎮痛作用などが確認されています。
- ニンジン末 50:強精、健胃整腸、鎮吐、止渇作用があるとされています。
使用体感レポート
まず、末端冷え性は劇的に改善されました。夜、足元が冷えてなかなか寝付かれなかったことが多いのですが、それがなくなりました。
生理はまだ来ていないので、生理痛についての効果はわかりませんが、肩こりもやや軽くなった気がします。それにともなって頭痛も軽減されました。
まとめ
今回は、命の母ホワイトの効能・使用体感について紹介させていただきました。私の場合、ヒステリーや貧血、めまいはないので、それらに関しての効能はわからなかったのですが、万病のもとであるとされる冷えには確実に効果があります。ややお値段は張りますが、生理諸症状にお悩みの方は試してみてはいかがでしょうか。
参考文献:生薬単(ショウヤクタン)―語源から覚える植物学・生薬学名単語集
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