家族が倒れた時に冷静に対処できますか。救急車が来るまでに周囲ができることがあります。そのまま入院することになった場合、あわてずに準備できますか?今から急な入院に備えて準備できることがあります。今回ご紹介する内容をぜひ、覚えておいてください。
人が倒れた時、救急車が来るまでにすること
1)患者に声をかける
- ゆらしたりせず、軽く肩をたたく程度にする。
- 脈拍チェック
- 意識がある場合は、どこが苦しいか、痛いのかを確認
- 倒れた場合、起き上がれそうでも、おこさないこと。なるべく動かさないか、寝かせる※脳に異常がある場合、立ち上がると脳の血流が減少するため。
2)救急車を呼ぶ
- 緊急であることを伝える
- オペレーターの指示通りに答える
- 患者の状態を冷静に伝える
- 意識がない時や大きないびきをかいている場合は重症と考え、救急車が来るまでの処置を聞く
3)患者を救急隊員が処置しやすいところへ運ぶ
- この時、絶対に患者を立たせないこと。
4)枕はせずに仰向けに患者を寝かせる
- 患者のネクタイやベルトをゆるめる
- 襟元をひろげておく
- 時計・眼鏡・入れ歯も外す
5)呼吸が苦しそうな時は、畳んだタオルを背中にいれ、アゴが上がるようにします。
6)吐きそうな時や吐いた時は、嘔吐で気道がふさがれないように横に寝かせます。
・両手足をうごかして麻痺がないか調べ、麻痺がある方を上にします。
家族の急な入院に備える
かかりつけ医や希望の病院を調べておく
救急車を手配した時に、希望の病院を聞かれることがあります。
家族が急な時に駆けつけられる距離の病院で、夜間・救急の対応をしている病院をリストアップしておき、医師や看護師の対応はどうか、などリサーチしておくと良いでしょう。
また、かかりつけ医は既往歴や服用している薬の情報を持っているので、連絡先と担当医についてメモしておきましょう。
必要な情報をそろえて置く
救急搬送されて、入院した場合、医師や看護師から、様々な質問をされます。「どんな症状か、症状が出た時の様子、症状が出た時間、高血圧などの慢性的な病気の有無、服用している薬、既往歴など。」持病、既往歴、服薬している薬、アレルギーの有無については、事前に準備できます。お薬手帳には、これらを記入するスペースがあるので、記入しておきましょう。
保険証、印鑑、診察券、お薬手帳の置き場所は決めておく
入院の手続きにはこれらの物が必要です。家族共通の保管場所を決めておく。または各個人で決めて置き、家族に伝えておきましょう。
わからないことは聞く
急な入院で戸惑うことがあります。医師や看護師、薬剤師からの説明でわからないことがあったら、遠慮なく聞きましょう。また、経済的に医療費の心配がある時には、ソーシャルワーカーが相談にのってくれます。
おわりに
家族が倒れる、など想像したくありませんが、備えておくことは必要です。あまり使いたくない知識かもしれませんが、覚えておいてください。
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